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食欲に異常がある

★ 食欲に異常がある

 正常な食欲とは、標準的な体重を保ち、活発な活動を行うのに必要な食事に対する健全な意欲をいいます。しかもそれは、食事に対する充足した喜びを伴うものでなければなりません。ですから、食欲の実態は、年齢(成長期かどうか)、体格、身体機能、労働量など、身体的条件によって決まるとともに、その人の性格や生活態度、情操など、精神面からも深い影響を受けます。また、同一人でも、毎日の生活内容は変化していますし、食事のとり方にも変動がありますから、正常な食欲は常に流動的に変化します。

 食事に対する欲求のバランスが崩れること、それが食欲異常です。
 
 食欲が良いことは、「健康」のシンボルです。裏を返せば、食欲がないことは、「病気」のシグナルのようなものです。ほとんど全ての病気は、その経過や病状のどこかの時期に、食欲がなくなるものです。ですから、食欲がなくなるという症状は、あらゆる病気の共通症状のようなもので、食欲の悪さだけでは、どういう方面の病気か検討がつきません。

 そのうえ、正常な食欲のあり方は、人によってずいぶん違います。強壮な若い人の食欲は、まことに旺盛で積極的です。柔和な中年の婦人の食欲は、つつましやかです。どちらも、それは正常な食欲です。つまり、食欲の正常さの基準が人によって違うのです。この点を誤解すると、正常な食欲であるのに、異常だとして悩み続けるようなことが起こります。


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タグ:食欲

吐血する-4

★ 吐血の処置

 喀血は、できるだけ安静にして、出血を自然に止めるようにするのが原則ですが、吐血の場合は、安静にしてもどうしても止まらないので、緊急手術をしなければならないことがあります。吐血には、迅速な判断が必要です。

 吐血で注意しなければならないのは、本当の出血量がわからないということです。出血した血液のごく一部分が口から出て、大部分は胃の中に残っているかもしれないからです。顔色が真っ青になり、息苦しそうで、冷や汗をかき、脈が細く速く、意識がぼんやりしているような場合は、大量の出血ですから大量の出血ですから対策を極力急がねばなりません。

 大きな吐血では、すぐさま絶対安静にし、医師に緊急往診を依頼します。処置としては、医師が着くまで胃部を冷やすこと、吐物を参考までに取っておくことです。もちろん絶食し、水も控えます。

 小さな出血で、吐物に混在した程度ではあわてる事はありませんが、できるだけ早く医師に見てもらう必要があります。


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タグ:吐血

吐血する-3

★ 吐血を起こす病気

 ● 胸の奥でなにかつかえる感じがした後に嘔吐する
 この場合は食道からの吐血で、食道がんからの終結、あるいは肝硬変による食道静脈りゅうの破裂などが考えられます。

 ● 胃のあたりがもたついた感じがして、吐血する
 これは胃からの吐血で、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどが考えられます。


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吐血する-2

★ 吐血と喀血の違い

 胃の中に出た血液は、胃液の成分のために本来の鮮紅色から黒かっ色を帯びた色に変わります。この点が、喀血と吐血との重要な鑑別点になります。ところが、食道からの出血は新鮮な血液がそのまま出ますし、胃からの出血でも、大量の血液がすぐさま食道を逆流した場合は、胃液の作用を受ける暇がないので、ほとんど新鮮なままの血液が出ます。このような吐血は、喀血との区別が非常に難しくなります。

 しかし吐血と喀血とでは取り扱いの方針が全く違いますので、やはりなんとかして両者を見分けることが必要です。その見分け方には、吐血は酸性反応を示すとか、喀血にはあわが混じっているなどの点が上げられますが、やはり一番重要なことは、嘔吐のような形で出たか、せきとともに出たかの点です。大量の血液を出す場合、患者はむせるようにして苦しみますので、嘔吐かせきか、紛らわしいことが少なくありません。しかし、患者の動作を見ていると、息づかいや、次々と吐く直前の動作から、嘔吐で出しているのか、だいたい推定できるものです。吐血があったあと、胃に残った血液は便に出ますから、必ず下血があります。


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タグ:吐血と喀血

吐血する

★ たんが出る

 吐血は食道か胃からの出血でおこります。大量の出血が一時に起こると、その血液はそのまま口から吐き出されます。少量の出血は、そのまま吐き出されることはなく、嘔吐があったときに始めて吐き物にまじって出てきます。

 嘔吐ではなく、口から吐いたつばのような物に、少量の血液が混じっていたからといって、胃から出血したのではないかと心配する人がいますが、これは重い過ごしです。というのは、ごく少量の物が胃から食道に向かって、あるいは食道の内部を下から上に向かって逆流することはありません。かりに胃に少量の出血があったとしても、そのものだけが食道をさかのぼって口から出されることはないのです。

 それで吐血は、大量の出血の場合に血液そのものを吐き出すか、あるいは少量の出血の場合に吐き物にまじって出てくるか、どちらかのあらわれ方をします。


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タグ:たんが出る

喀血(かっけつ)する-3

★ 喀血の処置

 一番大切なことは、本人も周囲の人も、できるだけ落ち着くことです。あわてると、興奮のためにますます出血を多くします。肺結核などの喀血では、どんなに多量の出血でも、出血多量のために死ぬことはありません。警戒しなければならないのは、多量の血液が太い気管支や気管に詰まって窒息を起こすことの危険です。

 出血側がわかっていれば、その側を下にして寝て、意識的に呼吸を整えます。整った呼吸をしていれば、気持ちが落ち着くし、せきも最小限におさえる事ができます。そうして出た血液は、できるだけ楽な姿勢で吐き出すようにします。たいていの喀血は、よほど大きな出血でも、だんだんおさまって、ついには止まりますから、不安におびえないで、できるだけ静かにしていることが最善の方法です。もちろん、至急の往診を頼まなければなりません。病院に運ぶときは、からだに動揺を与えないように注意が必要です。


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タグ:喀血

喀血(かっけつ)する-2

★ 喀血の起こる病気

 ● 大きな喀血がある
 せきとともに血液が急に出はじめます。せきをするたびに血液が出ます。また、出血がせきを誘発します。大きな喀血は、肺に空洞があるときにおこります。空洞ができるおもな病気には肺結核、肺化膿症などがあります。
 
 ● 小さな喀血、血たんがある
 肺結核や肺化膿症は、必ずしも大きな喀血を起こすとは限りません。これらの病気でも破れた血管が小さければ、小さな喀血または血たんの程度ですみます。中年以上の人に起こる小さな喀血や血たんは、決して軽く考えてはいけません、肺がんの可能性があるからです。突発的な胸痛とともに小さな喀血が起こったときは、肺の血管が急に詰まる肺梗塞を考えます。


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タグ:喀血

喀血(かっけつ)する

 肺で出血が起こると、せきとともに口から血液が出ます。その血液は、真っ赤な色であわだっています。それが喀血です。出血が少ないときは、少量の血液がたんと一緒に出てきます。これを血たんといいます。このような出血は、器官や気管支から起こることもあります。たんの全体がピンク色に染まっていることもあれば、たんの表面に線状あるいは斑点状についていることもあります。出血したときから少し時間がたって血たんが出たときは、褐色ないし黒みがかった色になっています。

 出血は、血管が破れるか、もしくは血液がにじみ出るか、どちらかでおこります。血管が破れるのは、血管の壁がまわりからの病気でむしばまれたときにおこります。血管壁が壊されて弱くなっているところで急にやぶれるのです。血液が血管からにじみ出る出血は、毛細血管で起こります。うっ血などで血管の内圧が高くなったようなときに起こる出来事です。このような出血は、血たんの形で出ます

 肺は、出血が起こりやすい条件になっています。というのは、内部が空気で一杯ですから、血液が出て行く自由な空間がいたるところにあります。そのうえ、呼吸によって肺内の圧力が絶えず変動しているので、それに応じて血管の内圧と肺の内圧との差が大きくなったり、小さくなったりします。それは、ちょうど、血管の破れそうなところにはずみをつけるようなものです。また、肺の病気ではよくせきが出ますが、せきのときには、急に血管の内圧が高まり、出血の危険が大きくなります。


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タグ:喀血

たんが出る-5

★ たんの手当とたんの始末

 慢性のたんを出す病気では、特に、水分を十分に取ることが大切です。それは、たんで失った水分を補充することと、粘ったたんを薄めて、切れやすくすることの両方の役目を果たします。水分は、水でもお茶でも、ジュースでもいいですから人一倍飲むように心がけてください。

 慢性の気管支炎その他慢性のたんの出る病気のある愛煙家は、タバコをやめることをお薦めします。

 たんが気管支や肺の中にたまっていると、必ずそこに細菌がついて、病気を悪化させます。そこで、なんとかたんを外に出すようにする工夫が必要です。その方法を気道ドレナージといいます。具体的な方法として、胸とひざを床につけ、しりを高く持ち上げた姿勢を一定時間(数分程度)続けることを毎日励行します。また、ベッドで寝る場合、頭を低く、足が高くなるようにしましょう。これらの方法と、呼吸訓練(胸をできるだけ広げたりちじめたりする体操)を組み合わせるといっそう効果的です。

 肺結核などで、たんに伝染病の危険があるときは、不用意に吐き散らしたりせず、たんをその都度紙に取り、たまったら焼いてください。


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たんが出る-4

★ たんの色調と病気

 ● 鉄さび色のたんが出る
 急性肺炎、の初期に見られます。また、肺吸虫症の場合にも見られます。

 ● 緑色のたんが出る
 肺炎の際、緑膿菌と云う細菌が感染すると、緑色を帯びた膿性のたんが出ます。急性気管支炎や気管支拡張症でも、ブドウ球菌や緑膿菌などの細菌が感染すると、緑色ないし黄色のたんが出るようになります。

 ● 黄色のたんがでる
 気管支拡張症、肺吸虫症などで見られます。急性気管支炎または慢性気管支炎でブドウ球菌やれんさ球菌が感染した場合は、黄色のたんになります。


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